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動物性食品の害

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「最高の食養生」(鶴見隆史 評言社)より。

チャイナ・プロジェクトってご存知ですか?1983年にスタートし、1993年に発表されたT・コリン・キャンベル教授が中国で行った疫学調査です。

この頃の中国、特に内陸部の農村は貧しく、ほとんど動物性タンパク質を摂取できなかったので、動物性食品の健康への影響を先進国との比較で動物実験(ネズミ)を交えながら検証したものです。

先ず、中国の田舎の人はアメリカ人に比べ、心臓麻痺(心筋梗塞)による死亡が圧倒的に少なく、アメリカ人男性は中国人男性の17倍も高かったとのことです。
また、アメリカ人女性の乳がん死亡率は中国人女性の5倍だったそうです。

*アメリカ人の食事は15〜20%はタンパク質で、そのタンパク質の80%以上が肉食
*中国人の食事のタンパク質は10%くらいで、そのタンパク質の90%は植物性

この調査の結果、僅かな量の動物性食品さえ疾病率を大きく上げ、より多くの植物性食品を含んだ食べ物を摂っている人ほど疾病率は低かったことがわかり、同教授は、「ごく単純にいって動物性食品を植物性で置き換えると健康になれる」「私はヴィーガン食が理想の食事と考えています」と結論づけました。

さらに、カゼインタンパク質を20%、植物性食品を80%入れた餌をネズミに与えた実験では、全てのネズミが肝臓ガンで死亡したそうです。

カゼインタンパク質は、牛のタンパク質の87%を占めます。このタンパク質は膠状の物質で粘着性の極めて強いものです。

このブログでも、牛乳のカゼインタンパク質だ骨粗鬆症の原因となっていると書きました。

簡単に述べると、消化不良を起こし、腸内で腐敗が生じて強酸性で毒性のあるアンモニア類が発生し、このアンモニア類が血中に入るとアルカリ性の血液を中和させるために強アルカリ性のカルシウムが使われるため、骨粗鬆症が進行するのです。

ネズミの肝臓ガンはその汚染された血液は一度肝臓に運ばれるため、肝臓が荒らされ肝臓がんになったのですが、人間ではホルモン依存性のがん(前立腺がん、乳がん、子宮がん等)になりやすいそうです。

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