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低血糖症②

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前回の続きです。

低血糖症になると血糖値が低くなるため、体の器官の活動エネルギーが得られなくなり、特に脳の唯一の活動エネルギーがブドウ糖(全体の20%のブドウ糖を使用する)なので、血中のブドウ糖が足りなくなると、脳はブドウ糖を摂取するように指令を出す。

手っ取り早く、市販のパンやお菓子をとると、その含まれている単糖類・二糖類の吸収によって、インシュリンと反インシュリンの分泌、ブドウ糖の蓄積と放出が繰り返され、ますます膵臓・肝臓は疲弊する。

この悪循環が繰り返され、膵臓はとうとうインシュリンを分泌することが出来なくなり、糖尿病が発症するのです。

手っ取り早く血糖値を上げられるのが砂糖であるため、低血糖症の人は無意識のうちに精製糖依存症になっています。

ここで再度、砂糖の弊害をまとめておきます。
【身体面】
・歯や骨がもろくなる
・疲れやすくなる
・むくみ、体が冷える
・筋力が低下し、硬化する
・傷が治りにくくなる
・便秘、下痢、ガスがたまる
・尿漏れ
・アレルギー、アトピー、ニキビの悪化、肌の炎症、かゆみ
・貧血、低血圧
・呼吸機能の低下
・血液および体液の粘性化
・近視、乱視、白内障、緑内障
・虫にさされやすくなる
・鼓膜がゆるみ、耳が聞こえにくくなる
・特に男性の性欲低下
・胃潰瘍、胃がん
・食道がん
・腎炎などの腎臓のトラブル

【気持ち・行動面】
・悲観的になり意欲がそがれる
・寂しい、孤立感
・自制が出来なくなり、キレる
・恐怖を感じて過剰に防衛的になる
・アップダウンが激しい
・思考が混乱し、考えや説明、表現が不明瞭になる
・気が散り、集中力が落ちる
・依存心が強くなる
・部屋の片づけができない
・急な攻撃的な言動

【見た目】
・肌がテカリ、かさつく
・きめが粗くなる
・毛穴が開く
・ほくろ、しみ、そばかすができる
・目の下のたるみ、クマができる
・小鼻周りが赤くなる
・鼻がふくれる
・肥満、特に下半身肥満
・乳房やお尻がたれる

では、なぜ砂糖がこんなにも使われるのしょうか?
【効能】
・興奮作用
・一時的な強いリラックス効果、エネルギーの上昇
・おしゃべりになる
・強い弛緩作用
・甘みを感じさせて満足感を得る
【食品に対する効能】
・腐敗防止
・保水作用で乾燥を防止
・柔らかくする
・つやを出す
・ゲル化、粘性化させる

これらの効能により人々は無意識で砂糖依存に陥り、消費が増え、また、食品に対する効能から色々な市販の加工品に用いられるようになった。

このような消費拡大の背景には、砂糖の工業化により砂糖が安価になり、消費が拡大し(人々の砂糖依存症が進み)、より利益の出る純度の高い精製糖、単糖類・二糖類が開発され、より市販品に添加されやすくなったことがあります。

極論すれば、アルコール依存症、麻薬依存症と同様な構図が浮かび上がります。

人々は忙しく、食事を外食や温めなおすだけの中食に依存し、知らず知らずのうちに、精製糖、単糖類・二糖類を日々常食し、無意識的に依存症に陥っています。

砂糖依存症から脱却するためには、これらのスパイラルから抜け出さなければならないのです。

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