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腐る経済②

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前回の続きです。

腐らない経済とは、お金と言う名の肥料を大量に投入して、経済をぶくぶく太らせる。中身が何であろうと「利潤」が増えればよく、GDPの数字が大きくなれば良い、株価が上がればいい。「メタボな経済」は、いずれバブルを生み、それが弾けると恐慌が起こされる。バブルはある意味ではおかしくなった経済のバランスを取り戻す自浄作用。
ところが、現代の資本主義経済は、恐慌もバブルも許さず、財政出動や金融緩和でお金と言う名の肥料を大量にばら撒き続け、どこまでも経済を太らせ続ける。

これを食品に当てはめると、いわゆる工業製品。早く成長させるために肥料を大量に投入し、生命力の弱い作物を作り出し、腐敗させないために強力な人為的な菌をつぎ込み、添加物を使って腐らせない様にする。

私見ですが、戦後、人々はこの様な不自然な食品を食べ続けてきたため、医療の進歩にも拘らず、難病奇病が多発している気がしてなりません。
腐らない食品は、自然の摂理に反しているため、誰の幸せにもなっていないのでは?この腐らない食品を口にしない事が健康への第一歩と感じました。

筆者は、天然麹菌を使って酒種酵母を作ってパンを焼いています。天然麹菌は、自然の中にいて、住みやすいところにおりてきて、繁殖します。なので、人は天然麹菌が住みやすいところを整えることが、この菌の培養の第一歩。そして、天然麹菌は、動物性肥料をたっぷり使った有機米は腐敗させ、自然栽培米であれば発酵させるとの事。
このことを筆者は、天然麹菌の食物のリトマス試験と言っています。つまり、人間の目には同じに見えるお米であっても、その生育過程の不自然なものは一刻もはやく腐敗させて自然に戻し、人の食物に値する物を発酵させより美味しいくさせるのです。
この点、いわゆるイースト菌は、人工的に純粋培養された菌であるため、本来なら腐敗すべきものを発酵させてしまうとのこと。つまり、小麦粉であればなんでも強力に発酵させてパンにしてしまうのです。

イースト菌はパンを発酵させる菌のいわば純粋培養のエリート菌。しかし、その培養過程では大量の砂糖が使用され、また添加物も加えられ、より強力なイースト菌にさせる為に放射線も照射される事があるらしいです。

マクロビでは、イーストパンは、天然酵母パンより陰性とされており、出来るだけ避けた方が良いとされています。きっとこの事を言っているのかと思い、腑に落ちました。

更に、本書では地場の菌に合うのはそこの水であり、食材であったらしく、マクロビの大原則の身土不二に通じるものがあります。

本当に大切なことは目に見えないのですね。

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