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農林61号とW8号

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栽培小麦の特徴についての覚書です。

農林61号。この小麦は、昭和9年、福岡の九州小麦試験地というところで交配され、昭和19年太平洋戦争の最中、佐賀県農業試験場で育種の結果生まれたそうです。以後60年以上、日本中どの地方でも安定してしかも多収の品種として、今日に至るまで高い支持を得ています。

●農林61号の特徴
・小麦タンパク(グルテン)の量は多くはなく中力の品種
・小麦粉にすると褐色をおび、内麦臭と呼ばれる独特な臭いがあり、味もある
・和麺用として適しているが、パン用としては不向き
・外麦にくらべて灰分が多い 

現在、日本の小麦の自給率は14%。90年代の10%割れと比べると改善されているといえばいえます。ただし、この数字は麺用では50%を占めますが、パスタ用では0%、パン用では3%というのが現状です。日本のように収穫時期に高温多湿となってしまう風土では、栽培期間が長い硬質小麦の生産は難しいためです。

この農林61号の小麦粉だけでパンを焼くと、どっしり目の詰まった、小ぶりなパンになります。ふわっとしてもちっとするパンを目指ために、ブレンドして使うのが良いと思います。外国産の小麦にブレンドしても風味が増します。


W8号。この小麦は、群馬県農試で平12(2000)年に交配されたものです。 農林61号と同熟で短稈で、タンパク質含量多く、製粉歩留が高い硬質小麦。交配種は、ハルヒカリ/シラネコムギ//シラネコムギとのことです。

硬質小麦は、前述したように、収穫期に高温多湿になる日本では難しいため、国内では、梅雨のない北海道が主な産地でしたが、この品種改良のおかげで群馬でも生産できるようになりました。


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