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腸内フローラ

ご訪問頂きありがとうございます。

最近、はまっているのが「発酵食品」。

昨年は、休耕田や畑の空き地に窒素を固定するために、大豆を蒔きました。
収穫がすっごく大変でした…。
大豆を刈り払い機で根元から切り、乾くように畑に積んで、乾いたのを集めて、軽トラで踏みつぶして、唐箕(とうみ)でごみと分けて、夜な夜な手で大豆を選別し、二か月かけてやっと市販の大豆状態になりました。

この間、実家の父と母には多大なる協力を頂き、感謝しきれません。
一人では、とても無理でした(泣)。

せっかく仕上げた大豆なので、味噌にします。
米麹と麦麹を各10kg注文し、来週届きます。
大体50kg近くの味噌が出来る予定です(大量すぎる…)。

日経インテレッセという日経新聞のおまけのような冊子が毎月一回届きます。
今回は、「腸内フローラ」特集でした。

来週からの味噌づくりのための知識としてまとめておきます。

腸には200種類、100兆個もの細菌がいて、その様子がお花畑のようにみえることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。

腸内フローラは、「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」で構成され、善玉菌が優勢だと腸は元気に働きます。

善玉菌 ビフィズス菌・乳酸菌等
    消化・吸収を助け、便通を整え、体内を酸性に保ち有害な菌の増殖を抑え、免疫を高める。
日和見菌 バクテロイデス・連鎖球菌等
     腸内の最大勢力。皮膚常在菌で発酵食品に多く含まれる。
悪玉菌 ブドウ球菌・大腸菌等
    腐敗型細菌とも呼ばれ、病気の原因物質となる有害物質を生成し、免疫力を下げ、感染症や病気を誘発する。

腸内細菌の種類は生後10か月までに決まるため、この時期に多くのものと接触して多種多様な菌を獲得しておくと腸内フローラが豊かになります。腸内フローラの豊かな人は食中毒、アレルギーをはじめとする様々な病気に対する抵抗力が強くなるそうです。

獲得した最近の種類は変わりませんが、善玉菌を増やすことは可能なので、生後10か月以降は、善玉菌を増やすのを心掛けると良いようです。

腸内フローラの5つの働き
①病気を遠ざける
 善玉菌が増えると免疫細胞が活発化する。
 最近の研究では、糖尿病、動脈硬化、認知症のリスクを下げるとの報告もある。
②スッキリ出す
 性ホルモンの影響で女性は便秘に傾き、男性は下痢に傾きますが、腸内環境を整えることで緩和されます。
③ストレスに負けない
 神経伝達物質のセロトニンやドーパミンはストレスを跳ね返す力を持っています。これらが合成されるのは腸。
④アレルギーに勝つ
 全身の免疫細胞の70%が腸に存在すると言われています。
⑤若々しさをキープ
 腸内では、ビタミンB群やK、性ホルモン、成長ホルモン、一部の酵素が合成されます。これらは、美肌や代謝に不可欠なもの。

善玉菌を増やすポイント
①菌のエサ(良い食事)を腸に入れる
②良い菌を入れる
③ストレスなく楽しく食事をする

腸内フローラを育てる3大食品
①オリゴ糖(善玉菌のエサ)
オリゴ糖は胃や腸で吸収されず大腸まで届き、ビフィズス菌のエサになります。確実に増やすには、毎日意識してとることが大切です。
玉ねぎ、ゴボウ、バナナ、ハチミツ、大豆、とうもろこし、味噌等
②発酵食品(善玉菌そのものをとる)
菌は生きたまま腸に届かなくても、腸内細菌のエサになり仲間を増やします。
ヨーグルト(ビフィズス菌)、キムチ・ぬか漬け・チーズ(乳酸菌)、納豆・大豆発酵食品(日和見菌)
③食物繊維(スッキリ排便のカギ)
食物繊維には二種類あり、善玉菌のエサになるのは水溶性食物繊維で、もう一つの不活性食物繊維は便の量を増やします。
水溶性食物繊維 海藻類・リンゴ・キンカン・こんにゃく・ゴボウ・アボカド等(菊芋のイヌリンも水溶性食物繊維です)
不活性食物繊維 玄米・大豆・きのこ・ゴボウ等

腸内環境を悪化させるもの
活性酸素 過剰に発生させると細胞を酸化させ、がんや動脈硬化、老化の原因となります。
活性酸素を増やすもの
①パソコン、スマホ等の電磁波
②放射線
③紫外線
④添加物
⑤ストレス等

活性酸素の働きを抑えるもの
抗酸化作用をもつ食材 色の濃い野菜と果物・ニンニク・ネギ・キャベツ

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